Lookerで「Liquid変数」を使ってWeb記事のURL情報をカスタマイズ #looker
小ネタです。
Lookerで探索を行う際にWebに関する情報を扱っていた場合、「Lookerからリンクを飛ばす」アクションについてカスタマイズをしたいと思い、その際に参照した情報・実践した内容を備忘録として残しておこうと思います。
目次
やりたいこと
下記記事では、Lookerのurl情報を選択すると、その内容をそのままリンクとして展開・遷移させる方法を紹介していました。
当エントリではそこからもう1歩進めて「表向き表示上はタイトルなんだけど、そこからリンクを展開させたい」と思いました。つまり「Web記事での<a>タグのような挙動をLooker VIZ上でも実現させたい」というわけです。
Liquid変数を使ってURL情報を参照する
この要望はLookerで提供されている「Liquid変数」を使うことで実現出来ます。
上記ドキュメントの「他のフィールドからの変数へのアクセス」に記載されている様に、Liquid変数では所定要素のフィールドを指し示す事が可能です。これを使ってURLに関する情報を参照すれば行ける、という流れです。以下はその記載例です。
link属性がその該当部分。今回はURL展開の際にアイコン画像も指定(icon_url)してみました。
: : dimension: title { label: "タイトル" type: string sql: ${TABLE}.title ;; link: { label: "Developers.IOの該当記事を読む" url: "{{ t_blogposts.url._value }}" icon_url: "https://xxxxxxxxxxxxxxx/icon_64xxxxxxx.png" } } dimension: url { label: "URL" type: string link: { label: "Developers.IOの該当記事を見る" url: "{{value}}" } sql: ${TABLE}.url ;; } : :
実際に挙動を確認してみます。「タイトル」と「URL」を用意した上でクエリ実施。このままでは両要素表示されてしまいますので、URLの項目については「VIZ上の表示を隠す」設定を行います。
VIZ上のタイトル項目をクリックするとメニューが展開されますが、その際「LINK」の項目が現れ、上記設定内容が表示されていることが確認出来ました。アイコン画像もバッチリ表示されています。勿論これをクリックすると該当ページに遷移出来ます。
まとめ
という訳で、Liquid変数を利用したリンクのカスタマイズ方法のご紹介でした。当エントリではURLにおけるカスタマイズでしたが、Liquid変数の使い道はアイデア次第で如何様にも展開可能だと思います。また新たなアイデアが思い付いたら応用してみたいですね。